令和8年8月9日(日)、高館ニュータウン町内会の50周年を祝う特別な一日が幕を開けました。朝から夜まで、世代を越えて集い、助け合い、笑い合う——まさに「まちの家族」を実感する温かな時間。私は会場の空気に包まれながら、「この町に住んでいてよかった」と何度も心の中でつぶやいていました。 
霧雨も味方に。50メートルの流しそうめん、歓声が緑地帯にこだまする
前日から準備に奔走したのは、町内の有志と下長中学校のボランティアのみなさん。高館緑地帯の斜面を生かし、全長50メートルの流し台を工夫に工夫を重ねて設置しました。霧雨がそっと葉を濡らす中、子どもたち約50名が大集合。そうめんが竹をすべるたび、歓声と笑顔が広がります。初めて流しそうめんを体験した子も多く、箸をにぎる手は最初こそぎこちなくても、コツを掴めばもう達人顔。途中からはミニトマトも流れてきて、赤い宝石を追いかける目はきらきら。雨粒もどこか祝福のリズムに思えるほど、斜面一帯が一体感に包まれました。作り手の優しさと、受け取る側の無邪気さが、竹の清々しい香りといっしょに流れていった——そんな景色が忘れられません。 

「つながり」に感謝をこめて。心温まる記念式典
16時からは記念式典へ。司会を務めたのは、町内在住の女子高校生。はきはきとした声に、会場の空気がすっと整います。小川靖典会長のあいさつに続き、八戸市の熊谷市長、守田前連町会長から祝辞が贈られると、50年の歩みが一枚の写真のように胸に広がりました。さらに小川会長から、町内会前事務局長・白濱光雄さんへ感謝状が手渡され、白濱さんのあたたかな言葉に会場は笑顔でいっぱいに。直前の流しそうめんの映像も上映され、賑わいの熱がふたたび場内に満ちていきます。最後は川上事務局長の音頭で万歳三唱。私たちの町は、こういう節目を皆で祝える力をちゃんと持っている——そのことが何よりの誇りに思えました。 

夕暮れから最高潮へ!夏まつり「あつまれ町民の会」
18時、待ちに待った夏まつりの開幕です。今年は「おきらく亭」の屋台が出店。揚げたての唐揚げ、ほくほくのフライドポテト、香り立つやきそば——列に並ぶ背中からも、わくわくがはみ出していました。子ども会のすいか割りは大人気。目隠しをした小さな挑戦者に「あっちあっち!」と声が飛び、見事に割れた瞬間の拍手と笑いは、まるで花火の一発目みたいに弾けました。駄菓子・おもちゃコーナーもにぎやかで、袋いっぱいの戦利品を抱える子の顔は、夜店の灯り以上にまぶしい。新和会(老人クラブ)の皆さんによる盆踊りは、世代を越えて輪が広がり、見よう見まねで入っても、すぐに体が覚えてくれる不思議。生活館2階では恒例の「ねらってボッチャ」も開催され、豪華景品を目指して真剣勝負。的に吸い込まれるボールに、思わず大人も子どももガッツポーズ。夏の夜に溶ける歓声は、いつまでも耳に残りました。 


50年のバトンを、次の50年へ。
一日の終わり、提灯の明かりがゆらぐ帰り道で、ふと気づきました。流しそうめんのパイプを担いだ背中、式典で拍手を送る手、祭りで踊る輪——どの場面にも、誰かを思うまなざしがありました。地域の行事は「準備が大変」なんてつい思いがち。でも、その大変さの中にこそ、顔見知りが増える喜びや、頼れる関係が育つ手ごたえがあります。次はあなたも、ちょっとだけ手を貸してみませんか。テントを張る、ゴミを分別する、声をかける——どれも立派なまちづくり。参加の一歩が、町の表情を明るくします。これからも高館ニュータウンは、みんなの「楽しい」を合言葉に、季節ごとの催しを育てていきます。一緒に次の50年をつくっていきましょう。あなたの笑顔が、何よりのごちそうです。